2026/08/06 09:46

こんにちは、ごきげんマダムです。

朝、カーテンを開けると、夏の光が部屋いっぱいに差し込みました。

お気に入りの紅茶をいれ、足裏をテラヘルツメーターの青い面に乗せながら、ぼんやりと今日の予定を考えます。



今日は何をしようかしら。

そう思った瞬間。

ふと、思い出したのです。

先日見かけた、あの帽子を。


あれは、私を待っている。

間違いありません。


「見るだけ」のはずでした

私は、帽子を買いに出かけました。

正確に申し上げますと、


帽子を見るために出かけました。


買う予定はありません。

少なくとも、家を出る時点では。


お店に到着すると、ありました。

あの帽子が。

大きなつば。

上品なリボン。

そして、私の顔の横幅を、ほんの少し超えるほどの存在感。


私は試着しました。

鏡の前に立ちます。


……。

……。

「似合っている。」


心の中で、誰かが言いました。

おそらく私です。


問題は、帽子ではありません

店員さんが近づいてきました。

「とてもお似合いです。」


ありがとうございます。

もちろん、そうおっしゃるでしょう。

それが店員さんのお仕事です。


でも私は、もう一度鏡を見ました。

帽子をかぶった私。

帽子をかぶっていない私。

もう一度、帽子をかぶった私。


……。


「こちら、いただくわ。」

気がついたら、そう言っていました。


店員さんが微笑みます。

「ありがとうございます。」


私も微笑みました。

心の中では、

「よくやったわ、私。」

と、拍手喝采です。


帰宅してからが本番です

新しい帽子を手に入れたら、当然ですが、服も必要になります。

帽子だけが新しくて、服がいつものままではいけません。

そこで私は、クローゼットを開けました。


白いワンピース。

花柄のワンピース。

少し派手なワンピース。

さらに、以前買ったものの、

「いつ着るのかしら?」

と自分でも思っていたワンピース。



次々と着替えます。

鏡の前で、帽子をかぶります。

脱ぎます。

またかぶります。

角度を変えます。

少し顎を引きます。

今度は少し顎を上げます。


最終的には、

帽子をかぶったまま、家の中を一周しました。


誰も見ていません。

でも、私は見ています。


ごきげんスイッチは、意外なところにある

夕方になって、私は新しい帽子をかぶったままソファに座りました。

もちろん、もう外出の予定はありません。

でも、いいのです。


帽子をかぶっているだけで、

「明日はどこへ行こうかしら。」

そんな気分になるのですから。


新しい服。

新しい靴。

新しいバッグ。

そして、新しい帽子。


こういうものは、人生に必要不可欠かと聞かれれば、

……まあ、なくても生きてはいけます。


でも。

あると、ちょっと楽しい。

それで十分ではありませんか。


今日の研究結果

「似合うかどうか」は、

買う前に考えすぎない方がいい時もあります。


なぜなら、

買ったあとに、似合うようにすればいいから。


帽子を買ったから、出かける。

服を買ったから、着てみる。

新しいものを手に入れたから、少し遠くまで歩いてみる。

人生なんて、案外そのくらいのきっかけで動き出すものです。


……とはいえ。

今、私は鏡の前で帽子をかぶっています。


夜です。

外は暗いです。

もう寝る時間です。


でも、帽子はかぶっています。


なぜなら。


今日買ったばかりですから。


それでは皆さま。

また次回の「ごきげんマダムのごきげん研究」でお会いしましょう。

今日も、自分のごきげんスイッチを、そっと押して。


ごきげんマダムの今日のひとこと

「似合うかどうかは、買ってから考えます。」