2026/07/17 10:37
こんにちは、ごきげんマダムです。
夏のバーゲンが始まりました。
私は毎年、自分に言い聞かせます。
「今日は下見だけ。」
ええ、毎年です。
そして毎年、その約束は、お店の入口をくぐったあたりで消えていきます。
運命は、だいたいセール会場にいる
「これは私を待っていたのね。」
鏡の前でそうつぶやくと、店員さんが優しく微笑みます。
きっと何百人ものお客様に同じことを思わせてきたのでしょう。
それでも私は幸せです。
運命は、思い込みから始まることもあります。
気づけば紙袋が一つ。
また一つ。
「今日は見るだけだったのでは?」
という心の声は聞こえないふりをします。
私は昔から、都合の悪いことには耳が遠いのです。
本当に欲しかったもの
たくさん歩いて、ようやく家に帰りました。
靴を脱いでソファに腰を下ろすと、
「あぁ、今日はよく歩いたわ。」
そんな日は、足裏にテラヘルツメーターをあてながら、ゆっくりお茶を飲む時間が、何よりのご褒美です。
窓から入る夕方の風。
お気に入りのカップ。
静かな部屋。
紙袋は増えたけれど、不思議と心は軽くなっています。
そういえば今日、買ったワンピースより嬉しかったことがあります。
お店の鏡の前で、ふと笑った自分の顔が、とてもごきげんだったこと。
年齢を重ねると、「似合うもの」を探すより、「笑顔になるもの」を選ぶ方が楽しいのかもしれません。
散財にも品格を
主人はきっと言うでしょう。
「また増えたね。」
私は笑って答えます。
「ええ。でも、ちゃんと幸せも増えました。」
高価なものを買うことが贅沢なのではありません。
買ったあとも、長く大切にしたくなるものと出会えること。
それが一番の贅沢なのだと思います。
もちろん、予定より紙袋が増えたことは……ここだけの秘密です。
今日の研究結果
バーゲンは、お財布には少し厳しい。
でも、心には意外と優しい。
ときめいて、
笑って、
歩いて、
家に帰って一息つく。
そんな一日も悪くありません。

さて。
来年の夏こそ、「見るだけ」で帰ってこようと思います。
……たぶん、その頃には今年買ったワンピースを着ているのでしょうけれど。
それでは皆さま。
どうぞ、ごきげんな夏をお過ごしください。
また次回の「ごきげんマダムのごきげん研究」でお会いしましょう。
ごきげんマダムの今日のひとこと
「『見るだけ』という言葉は、ときどき私より先に帰宅してしまうようです。」